Book Review 【大往生したけりゃ医療と関わるな】

       

『病院は”いのちがけ”で行くところ』
全くその通り。僕も常々そう言い続けている。
僕は病院なんて、コンタクト処方のために眼科しか行かない。
(筆者の父は、眼科で失明したらしい。お~恐ろしい・・・)
常日頃から、入院するときは死ぬ時だと周囲に明言している。
と、言いながらも病院に勤務しているが、それはあくまでもビジネス。
僕が勤務している病院には、意識がなく横たわり、何かわからないチューブと器械につながれている老人が多数。
食事は無理やり口から、または鼻からや胃に直接投入。のどに詰まると、鼻から1~2センチも太さがあるカテーテルを通し、吸引。
意識がないから苦しくもないのだろうか。そもそも患者の尊厳とは何なのだろうか。
僕はそんなの絶対に御免こうむる。人間は自分で食べられなくなったら終わり。それでいいではないか。
筆者が作成している医療行為の事前指示。これは本人にとっても、医療費・年金の高騰に悩む国にとっても望ましいものだろう。
先日、厚労省が「健康寿命」なる新しい指標を算出して発表したが、これにより“長寿大国日本”の現実が浮き彫りになった。
健康寿命とは、「介護を受けたり病気で寝たきりにならず、自立して健康に生活できる」年齢のこと。
発表された数字は、2010年は男性が70.42歳で、女性は73.62歳だった。
これに対し、同年の平均寿命は男性79.55歳、女性が86.3歳。つまり、男性は9年余り、女性は約13年間、健康ではなくても“生かされている”ことが判明した。
これこそ、医療費の無駄遣いの根源。
しかし、医学の進歩とは一体誰のためなのだろう。
細く長く呼吸だけは継続させ、患者には介護という名の拷問を強い、家族は介護に疲弊する。喜ぶのは医者だけ?

老いを認め、年のせいだと思った方が楽に生きることが出来る。
本書を読んで、医療とのかかわり方、死というものについての考え方を1度整理してみることをお勧めする。




大往生したけりゃ医療とかかわるな
著者/訳者:中村 仁一
出版社:幻冬舎( 2012-01-28 )
定価:¥ 1,680
楽天価格:¥ 1,680
新書 ( 213 ページ )
ISBN-10 : 4344982487
ISBN-13 : 9784344982482






⇒ 自然死の姿を見せることは最後の務めです☆

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