Book Review 【実は悲惨な公務員】

       

別に悲惨でも何でもないでしょう。
身分保障と右肩上がりの給与体系。この2つがある限り、民間より悲惨な状況に陥ることはないでしょうね。
(ただし、うつ病になる人は恐ろしく多い。自殺者も。僕の同期だった奴も自らでした。合掌・・・)
夕張市のようにならなければの話ですが。

元国家公務員である筆者が、お役所の恵まれている点やいわゆる役所の論理(悪い点ともいえる)、逆に悲惨なバッシングの現場について紹介している。
筆者と同じように官民両方に籍を置いた経験を持つ僕に言わせてもらえれば、やはりお役所はお気楽だったと。
もちろん、中には悲惨な部署もあります。業務内容もさることながら、残業の有無等、労働条件も過酷です。
しかし、それを上回るだけのとにかく余計な(うれしい)手当が多い。
窓口にいる職員には『窓口対応手当』・・・(窓口対応による心理的負担軽減のため?)、証明書発行手数料など金銭を取り扱う職員には『金銭取扱手当』
・・・(金銭を取り扱う心理的負担軽減のため?)、日帰りで役所対抗のグランドゴルフ大会に参加すれば出張手当選挙に立ち会えば休日出勤手当etc…

悔しいなら試験に合格して、公務員になれよという声がよく聞かれるが、そう言わせないためにもなりました。どれだけ楽な世界なのか経験したくて。
全く興味はないし、一気に老け込みそうで最も嫌いな業種でしたが、ただただその世界を見てみたくて。

さて、どんな世界なのか。簡単に1冊本が書けるでしょうね。
当然の事ですが、公務員になりたい人は、1度民間を経験してから、公務員になることをお勧めします。どうせ、新卒時の就職先なんて3年以内に30%が辞めてしまう時代です。1度、民間の理不尽さを経験してから公務員になれば天国に感じるでしょう。(人として成長できるかは別ですが)
人生の見通しも立ちやすいです。”民間の経験を生かして”なんて面接で力説すれば、きれいごとが好きな連中です。すぐに採用?
逆に公務員から民間というパターンは余程の情熱がない限り、やめておいた方が賢明です。”公務員も務まらないくせに”という陰口が付いて回るかもしれません。



実は悲惨な公務員
著者/訳者:山本 直治
出版社:光文社( 2008-03 )
定価:¥ 798
楽天価格:¥ 798
新書 ( 252 ページ )
ISBN-10 : 4334034438
ISBN-13 : 9784334034436



   

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